Profile

広告代理店、ブラウザゲーム&ショートフィルム配信会社を経て、「livedoor」ポータルサイト広告事業の事業統括を担当。2007年4月、出版社やテレビ局のデジタルメディアを主軸とした事業開発を行うターゲティング株式会社(現INCLUSIVE株式会社)を設立。これまでのべ60以上の出版社・テレビ局をはじめとするパートナー企業のデジタル事業を推進してきた。そのノウハウを活かし、地域におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援。地域による発信力の強化・共創に取り組んでいる。
 

出版社やテレビ局といったパートナー企業の

デジタル事業を推進しているINCLUSIVE。

藤田さんはその仕事に、

どのような意識で向き合っているのか。

何が必要だと考えているのか。

単刀直入に伺った。

―当社の仕事に、特に必要なことは何だと思われますか。


 INCLUSIVEでやっている仕事はひと言でいうと「おせっかい」なんですよ。元々媒体社の人たちが自分たちでやればいいことを、私たちにやらせてください、私たちがあなたたちとDXを推進します、という「おせっかい」なんですよね。そして広告代理店と広告主の間に挟まって、そのマージンをいただくという商売なわけです。だから、そこにいるべき存在なのかという存在価値が常に問われる、非常に微妙な立ち位置の仕事だと最初から認識しています。
 でも介在したいんですよね。最初から出版社に就職すればいいじゃん、となってしまうところを、いやもっと世の中が見てみたい。色々な出版社とその内側が見てみたい。テレビ局の中が見てみたい。色んな会社の色んなところが見てみたい、だからこそ、そういったコンサルや広告代理業務をやるんです。ただ、そこには既存の編集者やクリエイター、マーケティング担当の方がいらっしゃるわけです。彼らがいるにも関わらず、我々が同じような仕事をする、ということは
プロフェッショナルでなければいけないですよね。彼らができないことをやらないと、「あいつらは必要なのか」ということになってしまう。自分自身の存在価値を常に問われる立ち位置だからこそ、日々自分自身を高めなければいけないし、「ありがとう」や「そこにいてくれて良かった」と言われる関係を作らなければいけない。その前提なしに仕事に入ってしまうと、非常に大きな問題が起きる可能性がある。

―「介在価値」とでもいいましょうか。これが必要だということですね。

 介在価値あるいは存在価値というもので、非常に参考にしている団体がアメリカ海兵隊なんです。一橋大学の組織論の先生で、名誉教授の野中郁次郎さんという方がいらっしゃるんですが、その方が書いた『アメリカ海兵隊―非営利型組織の自己革新』という本、これが僕の中では非常にツボで。面白いんですよ、ほんとに。野中先生にはもっとたくさん名著があるんですけど、順番に読んでいったらこれが一番面白かった。個人的にね。
 僕の理解では、海軍がいる、陸軍がいる、海兵隊、お前ら誰。お前らなんかいらない。とアメリカ軍の中で言われ続けて100年、みたいな人たちなんですけど。自分たちの存在価値を常に問われながら、彼ららしい戦い方を編み出したり、日々練度を上げていく活動をされていたりする。当社と、何となく似てるといえば似てるなあと。組織として、いかに
自己変革をし続けなければいけないか。我々も常に、驕ることなく改革していかなければいけないと思っています。
 現業でいえば、我々は広告代理店業務や業務委託という仕事が
介在価値ですけど、ユーザーさんと何か、とか、ユーザーさんと誰かを橋渡しする、といった具合に常に誰かと何かの間には挟まると思うので、いつもそういうことを意識すると良いのかなと。何か違うサービスを展開するにあたっても、非常に大事なポイントになるんじゃないかと思いますね。

ありがとうございました。

INCLUSIVE株式会社はプライバシーマーク付与事業者です。

Copyright © INCLUSIVE Inc. 2020 All Rights Reserved.